高金利のメキシコペソを買った結果、さらに買い増してみた

これからはメキシコペソが来ます･･･

 

どこからもともなく舞い込んで来た情報を検証すべく2020年11月16日に1万通貨(5万円分)購入してみました。

一部素人調べを含みますので、批判的な視点でみてください(笑)

買ってみた結果

 

まずは現在の損益状況から、ドン！

 

約定レート5.1480円　現在(1月25日時点)5.1735円

スポット円貸(損益)＋254円　スワップ(利息)＋560円

 

計＋814円！！(2021年1月時点)

 

下記はペソ/円のチャートですが、11月以降は5.1円前後をウロウロしており、損益は-1,500～＋1,500円をウロウロしたりしていました。

 

 

ただ、メキシコペソの戦略としては日本との金利差から得る『スワップポイント』で儲けるのがスタンダードなものとなります。

我々が銀行に預けた時に貰える利息みたいなもので、日本円で持っていてもほぼ０％に対してメキシコだと４％ほどあります。

これは1日あたりにすると１万通貨(約5万円分)を保有すれば、毎日８円がチャリンチャリン入って来るということです。

 

結果的には現状含み益ですが、金利が高いということは通貨の信用が低いということでもあり、下落リスクもそれ相応にあると言えます。

 

買い増してみた

 

価格変動のリスクはあるものの、1月25日にさらに1万通貨(約5万円分)を買い増してみました。

 

買い増しをした理由としては、トランプ政権からバイデン政権に移行したことにより、今までより状況が悪くなることはないだろうということ、2020年3月のコロナショック時に4.222円を記録していますがここ数年はレンジにあり、最悪ここは下回らないか？というフワフワした理由からです。

 

とはいえ、ここから下がりまくったとしても１円下がる毎に２万円の損となりますが、まだ精神的ダメージは少ない範囲です。

 

その時が来るかはわかりませんが、その間にもスワップポイント金利を得ていれば、よりダメージは少ないだろうと思い早めに買い増しをしました。

 

メキシコペソの変動要因

 

ペソのことって全く知らなかったのでこの機会に少し調べてみました。

 

人口も日本と近い1.1億人だったり、ドンタコスの食感には誰しもはまったりとどこか親近感の湧く国です。

原油価格

下記はペソ(青赤)と原油価格(緑赤)を合わせたグラフで、原油価格の上下動に合わせて為替レートも変動していることがわかります。

 

2020年3月のコロナショック時の原油価格暴落(飛行機等の移動が制限されガソリン消費減等)とともに過去最低にの4.222円を記録しました。

 

これはメキシコの歳入が原油の輸出や石油関連製品に依存している上、残念なことに石油埋蔵量が年々減少してることが懸念点でもあります。

 

世界全体としてクリーンエネルギーへとシフトしている中、原油の必要性が減らされていくとメキシコはやばいかもです笑

 

アメリカとの関係

アメリカと隣接するメキシコはニ国間の関係が経済に大きな影響をもたらします。

 

北米自由貿易協定（NAFTA）の米国脱退、関税を一律であげようとしたり、不法移民排除を公言するトランプ前大統領がメキシコ国境に720キロの壁を築く(建設費用は負担しろ)などトランプ政権下においては、強硬的な対立状況であったようです。

メキシコ国境の壁

 

しかし、バイデン政権へ移行したことで追加関税や壁の建設は一時停止などトランプ政権以上の対立構造は見られないと思われています。

 

その中で、日本と各経済指標を比較してみても失業率も思ったほどなく(10％くらいあると思ってた)、ＧＤＰ成長率はアメリカに依存しいるものの連動して成長しています。

政策金利

現状4.25％の金利を2020年の12月17日に引き続き据え置くことでＢＯＭ（メキシコ中央銀行）が決めました。

 

物価上昇率が横ばいになったことでひとまず政策金利を現状維持にしたようです。

 

金利を下げるとペソを資産で持つ人が他の通貨や資産に移り、ペソの需要がへり価格が安くなります。

2020年も数回にわたり金利の引き下げが行われ、一時的に価格が安くなっています。

しかし、対円なので一概には言えませんが、時間の経過で元の水準に戻っているので超長期を前提に保有することで利益獲得を狙います。

 

まとめ

 

高金利通貨はスワップポイントで稼ぐと言われていますが、それ以上に通貨安による損失が大きくなる為、なかなか難しいと言われています。

 

今回、バイデン政権下になったことや原油価格大幅下落の底4.222円が当面のサポートになろうということで、基本的にはインカムゲイン狙いであわよくばキャピタルゲインも狙っていくという戦法です。

 

ただし、ＦＸという性質上、ロスカットがかからないように証拠金を多めで、例え損失したとしても、痛くない金額で投資することを前提に行います。